100km,200kmの移動は当たり前で、数時間後にそこにいる自分を、数歩先にいる自分と同じように想像する。

想像しているのだけど、人からの言葉で風景が一変する。少し暗くなり、しんと静まったのがわかる。一言で、触れたら溶けてしまう、あの雪が降る。

身体が冷えないように、少し気遣いながら家を出る。