読書会

大学の友達との毎月の読書会も4回目になった。フェミニズム理論について読んでいて、日常のあるある事から、漫画に哲学史や芸術論まで、いろいろ話せるようになってきた。少しづつ慣れてきたのもあるし、お互い同じ授業に出席していたのが大きい。

大学に通っていた頃は同級生との交渉はほぼなかった。勉強することで自分がどうなっていくのか、想像もつかなかった。だから、卒業してから同級生たちと読書会をしているのは、意外だけれど良いことだ。

本当はもっと多くの人と本を読みたい。読書には技術が必要だけれど、それは、本を読み始めることを妨げたりしないから。

頁をめくるたび、みんなで新鮮な気持ちを味わっている。でもそれは、この本が30年以上も前に書かれていることへの、悲しみともつかぬ気持ちかもしれない。